以下は、Shopify Editions 2025年冬（Winter 2025）で発表された開発者向けのトップアップデートをまとめました。
新しい機能と改善点により、開発者がより効率的かつ柔軟にストア構築できるようになります。
目次
1. Shopify Functionsが大規模カートと25の自動割引に対応
•最大200個のアイテムが入ったカート
•25個の自動ディスカウント適用
Shopify Functionsが強化され、大規模カートや複数ディスカウントを同時に処理可能になりました。
ギフトラッピングやキャンペーン企画など多彩なプライシングロジックが作りやすくなり、大規模ストアでもパフォーマンスを維持しやすいのが特徴です。
2. Hydrogenの機能拡充
•楽観的バリアント
バリエーション切り替え時の待機を最小化し、スムーズなUIを実現。
•ギフトカード
Hydrogenベースのストアでもギフトカード販売・利用が可能。
•サイトマップとカスタム環境ファイル
大規模かつ複数運用のHeadlessストアでも、SEO対応や環境変数管理が容易に行えます。
Headless Commerceの柔軟性がさらに高まり、プロジェクト規模や要件に応じた設計をしやすくなりました。
3. GraphQLがRESTを置き換え、新たなエンドポイントマッピング
ShopifyはREST APIからGraphQLへ移行を加速させ、同等の操作を新しいGraphQLエンドポイントで提供します。
•メリット: データ取得・更新の効率化、型安全性の向上、開発者ツールの充実
•移行ガイド: 既存のRESTエンドポイントとの対応表が提供され、移行がスムーズに行いやすくなっています。
4. テーマCLIの高速化とVS Code連携
•テーマCLIがより高速に
ビルドやプレビューが迅速に行えるようになり、開発スピードが向上。
•GitHubベースのテーマ編集がVS Codeで可能
開発者が慣れ親しんだVS Code環境でGitHub連携しながらテーマを編集でき、複数人コラボやバージョン管理がよりスマートに。
これにより、テーマ開発フローが一段と効率化し、大規模チームやアジャイルな開発体制にも対応しやすくなります。
まとめ
Winter 2025の開発者向けアップデートは、Functions、Hydrogen、GraphQL、テーマCLIといった主要開発ツールが大幅に進化し、高パフォーマンスかつ拡張性の高いストア構築が一層容易になります。
これからのShopify開発では、大規模カートや複雑なディスカウント、多彩なHeadless機能に応じたデザインとロジックの融合がより簡単かつ強力に実現可能です。
