Shopifyサイト内に絞り込み検索機能を充実させれば、お客さまは購入したい商品を見つけやすくなるため、商品が購入されやすくなります。
しかし、具体的にどのような絞り込み機能がお客さまにとって使いやすいのか分からず、絞り込み検索機能の導入に対して二の足を踏んでいらっしゃる方もいるでしょう。
また、絞り込み検索機能を入れすぎることでサイトの見た目がごちゃごちゃしてしまい、デザインがくずれることを懸念していらっしゃる方もいるかもしれません。
今回は、お客さまにとって使いやすいサイトになって、売り上げアップにつなげられる具体的な絞り込み検索機能と、導入方法について解説します。ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
Shopifyサイト内で絞り込み検索機能を充実させる4つのメリット
Shopifyサイト内での絞り込み検索機能を充実させることには、多くのメリットがあります。
まずは、Shopifyサイトで絞り込み機能を充実させた場合に得られる4つのメリットについて解説します。
絞り込み機能を充実させる4つのメリット
- お客さまが欲しい商品にたどり着きやすくなる
- お客さまが商品を比較検討しやすくなる
- 関連商品も一緒に買ってもらいやすくなる
- ユーザーフレンドリーなサイトになる
お客さまが欲しい商品にたどり着きやすくなる
Shopifyサイトで取り扱う商品が増えると、一つの画面に表示できる商品の数はパソコンでもスマホでも限られるため、その分、お客さまがお目当ての商品に辿り着くことが難しくなります。
絞り込み検索機能を設ければ、商品の種類や価格帯、サイズや色、特定のキーワードなどをもとに、お客さまは求める商品にスムーズにたどり着けるようになります。
それによって、お目当ての商品に辿り着くまでの導線が短くなるため、お客さまの購買意欲を削ぐリスクを減らし、商品が購入されやすくなるでしょう。
お客さまが商品を比較検討しやすくなる
絞り込み検索機能を導入すれば、お客さまが商品を比較検討しやすくなる効果があります。
例えば、同じ価格帯の商品を同じ画面内で並べて比較することで、お客さまにとって最適な商品を選びやすくなり、比較検討して商品を購入した結果、購入に対する満足度も向上するでしょう。
この効果を最大限に発揮させるには、絞り込み検索機能はもちろん、画面内に商品を並べて同時に表示させる機能面も充実させましょう。
関連商品も一緒に買ってもらいやすくなる
絞り込み検索機能を充実させると、お客さまのお目当ての商品に関連する商品も検索一覧に表示できるため、それらの商品も一緒に購入されやすくなります。
例えば、白色のコートを検索した場合に、同じ白色のブラウスや、白色に合うコーディネートができる別の商品を画面内に表示できれば、セットで購入される確率が上がります。
また、カテゴリーやサイズ、価格帯などの条件で商品が絞り込み検索される際も、同じように関連する商品を表示できれば、お客さまの目につきやすくなり、購買意欲を高める効果をもたらすでしょう。
ユーザーフレンドリーなサイトになる
絞り込み検索機能を充実させることで、あなたのShopifyサイトがお客さまにとって使いやすい、ユーザーフレンドリーなサイトになります。
その結果、お客さまが求める商品を見つけるために何度も商品リストをスクロールしたりキーワード検索する必要がなくなるため、ストレスを感じずにショッピングを楽しんでもらえるようになるでしょう。
また、お客さまのニーズに合った最適な商品を提供しやすくなるので、購入される機会も確率も増え、売り上げアップにつながります。
Shopifyサイトにあると売り上げが伸びる絞り込み検索機能&相性の良い機能
続いて、Shopifyサイトに導入されていればお客さまが欲しい商品のページにアクセスしやすくなり、売り上げアップにつながる具体的な絞り込み検索機能をご紹介します。
また、絞り込み検索機能と相性がよく、売り上げアップの効果を底上げする表示機能も一緒に解説します。
Shopifyサイトにあると売り上げが伸びる絞り込み検索機能&相性の良い表示機能
- キーワードによる絞り込み検索機能
- 商品タグによる絞り込み検索機能
- ジャンルによる絞り込み検索機能
- 出品状況による絞り込み検索機能
- 色による絞り込み検索機能
- 価格帯による絞り込み検索機能
- サイズによる絞り込み検索機能
- 絞り込んだ商品を一覧で表示する機能
- 絞り込んだ商品の比較機能
- 絞り込んだ商品をお気に入り登録しておく機能
キーワードによる絞り込み検索機能
キーワードによる絞り込み検索は、お客さまが欲しい商品を任意のキーワードで素早く見つけられる便利な機能です。
お客さまは商品名や商品の特徴など、Shopifyサイト内の検索フォームにキーワードを入力してサイト内を検索することで、欲しい商品を絞り込めるようになります。
例えば、黒いTシャツを探している場合には、「黒 Tシャツ」というキーワードを入力すると、黒いTシャツに関連する商品が検索結果として表示されます。
また、キーワードによる絞り込み検索機能は、商品の特徴や商品ごとの説明文章の絞り込みもできるため、お客さまが欲しい商品にたどり着くまでの時間や手間を大幅に短縮可能です。
商品タグによる絞り込み検索機能
商品タグによる絞り込み検索は、商品に付けられたタグ情報を利用して、商品を絞り込み表示できる機能です。
例えば、ショップ内にある商品に「オススメ」「ベストセラー」「新作」などのタグを付けておくことで、お客さまはそのタグをクリックすれば、同じタグがついた商品を簡単に並べて表示できます。
また、Shopifyサイトを運営するあなたにとっても、商品情報に「在庫一掃」「セール品」などの特定のタグをつけて販売すれば、早めに売り切りたい商品をお客さまに購入してもらいやすくなるでしょう。
ジャンルによる絞り込み検索機能
ジャンルによる絞り込み検索機能は、同一のカテゴリーの商品をまとめて表示できる便利な機能です。
例えば、アパレル商品を販売する場合、あらかじめ、トップス、ボトムス、アクセサリーなどの対応するカテゴリーに設定しておきます。
そうすれば、お客さまがトップスの購入を検討したい場合に「トップス」のジャンルで絞り込めば、ジャンル設定された商品のみが一覧で表示できるため、商品の比較検討が容易になります。
出品状況による絞り込み検索機能
出品状況による絞り込み検索は、商品の在庫状況に応じて検索結果を表示する機能です。この機能を使うことで、お客さまは欲しい商品が在庫切れであるかどうかを一目で確認できます。
また、在庫がない商品を表示しないことで、お客さまの時間を節約し、よりスムーズで快適なショッピングを提供可能です。
また、出品状況による絞り込み検索機能は、Shopifyサイトを運営するあなたにとっても有益な機能となります。
なぜなら、在庫切れの商品を表示してしまうことで、お客さまに「欲しいと思ったのにこの商品は買えないのか・・・。」と、サイトに対するネガティブな印象を与え、離脱率が上がってしまうからです。
在庫に注意を払い、この機能を適切に活用することで、ユーザー満足度の向上につながるでしょう。
色による絞り込み検索機能
色による絞り込み検索は、とくに洋服やアクセサリーのような、色合いが商品選びに重要なアイテムを販売する際に、非常に役立ちます。
例えば、お客さまが「赤色のTシャツ」を探している場合、色による絞り込み検索機能を使えば、赤色に関する商品だけを表示でき、探している商品を簡単に見つけやすくなります。
また、同じ赤色の商品を同時に検索結果に表示できるため、お客さまが同じ色の別のジャンルの商品にも興味を持ち、購入を検討してくれる機会も増やせるでしょう。
価格帯による絞り込み検索機能
価格帯による絞り込み検索は、お客さまが希望の商品を予算内で見つけやすくするために必要不可欠な機能です。
例えば、価格帯を「○○円以下」〜「○○円以上」などの範囲で絞り込むことで、予算に合わせた商品を簡単に探せます。また、価格帯で絞り込むことで、商品の比較も容易になります。
価格帯による絞り込み検索を導入すれば、お客さまそれぞれのお財布事情に合わせて購入を検討してくれやすい商品情報を提供できるため、購入や成約につながりやすくなるでしょう。
サイズによる絞り込み検索機能
サイズによる絞り込み検索は、洋服や靴など、サイズが重要な商品を扱うサイトにとっては欠かせない機能です。
例えば、お客さまが靴を探している場合、サイズが合わない靴を表示しても、そもそも検討する必要がないため、お客さまの時間を無駄にしてしまいます。
また、デザインが気に入ったとしてもサイズが合わない商品が表示されてしまうことで、Shopifyサイトに対してネガティブな印象を持たれてしまう原因にもなります。
そのため、実際の店舗とは違って試着ができないShopifyサイトにおいては、サイズによる絞り込み機能は必須となります。
サイズによる絞り込み検索機能を導入すれば、お客さまは検討の余地がある商品の中から自分にぴったりのサイズの商品を選べるため、サイトの利用と購入後の満足度向上につながるでしょう。
絞り込んだ商品を一覧で表示する機能
絞り込み検索をした際に、該当する商品を一覧で表示させ、表示方法を切り替える機能があれば、お客さまは、よりスムーズに商品を探せます。
例えば、特定の色やサイズで検索した際に、その条件に該当する商品が何種類あるかについて、一目で確認できるようになります。
また、一覧表示させる商品について、写真の表示を大きくしたり詳細情報を一覧表示にするなどの切り替えが簡単にできれば、お客さまは商品の比較がしやすくなり、購買意欲が高まることも期待できるでしょう。
絞り込んだ商品の比較機能
絞り込んだ商品の中から購入を検討したい商品を選び、選んだ商品の写真や仕様を並べて表示できる機能があれば、お客さまは比較検討がしやすくなります。
また、絞り込み検索結果の一覧だけでは表示しきれないような、商品ごとのページに書かれた詳細な情報も並列できれば、より詳細な比較検討が可能になります。
十分に比較検討した結果、商品を購入すれば、お客さまの商品購入に対する満足度が上がるため、リピーターが増える大きなきっかけになるでしょう。
絞り込んだ商品をお気に入り登録しておく機能
この機能は、お客さまが絞り込み検索で見つけた商品を、後で簡単に見返すためのものです。
一度、購入を検討したけれど、一旦保留にした商品がリストになっていれば、再びサイトを訪れた際に、今度は購入してくれるという可能性を残せます。
お気に入り登録した商品を表示するためのボタンやページを用意し、お客さまが簡単に商品を登録、参照できるサイトにしましょう。
また、お気に入り登録した商品が値下がりした際に通知を送るなど、お客さまにとって有益な情報を提供し、購入を促す応用も可能です。
Shopifyサイトで絞り込み検索機能を導入する2つの方法
上記で解説したような、お客さまにとって使いやすい絞り込み機能を導入する方法は、大きく分けて2種類存在します。
それらの方法について、メリットとデメリットを含めて解説します。
Shopifyサイトで絞り込み検索機能を導入する2つの方法
- アプリによる導入
- テーマによる導入
アプリによる導入
Shopifyサイトに絞り込み検索機能を導入する方法のひとつめは、アプリを導入する方法です。
Shopifyアプリストアには、絞り込み検索機能をサイトに追加するためのアプリがいくつかあります。
これらのアプリを導入することで、Shopifyサイトそのものに大きな変更を加えることなく、絞り込み検索機能を簡単に追加できます。
ただし、有用なアプリについては、その機能をフルに活用するために定額でライセンス料がかかるものが多いため、Shopifyサイトのランニングコストがかさんでしまうデメリットにご注意ください。
そのため、アプリによる絞り込み検索機能の導入においては、利用用途や予算を見定めた上、最適なアプリを厳選することが必要でしょう。
テーマによる導入
あなたが使用しているShopifyのテーマによっては、絞り込み検索機能がすでに組み込まれているものもあります。まずは、テーマのマニュアルを参照し、最初から組み込まれた絞り込み検索機能の有無を確認してみましょう。
また、Shopifyの公式テーマストアには、上でご紹介したような便利な絞り込み検索機能がはじめから組み込まれた有料テーマがいくつか販売されています。
これらのテーマを使用することで、追加のアプリをインストールする必要がなく、簡単に絞り込み検索機能を導入できます。
もしもあなたが現在使用しているテーマに、十分な絞り込み検索機能が導入されていない場合は、有料テーマの購入を検討してみてください。
多少の初期費用が掛かりますが、有料テーマはアプリと異なり、一度購入すれば以降は毎月のライセンス料は発生しないため、長い目で見るとShopifyサイト運営のランニングコストを抑えられます。
Shopifyで絞り込み検索機能を活用するための商品情報カスタマイズ手順
アプリを使うにしろ、有料テーマを使うにしろ、絞り込み検索機能を活用するためには、商品ごとに検索条件となる「色」や「ジャンル」といった情報を事前に付与しておく必要があります。
続いては、Shopifyにおいて絞り込み機能を活用する際に必要な設定について簡単に解説します。この方法を実践すれば、簡易的な絞り込み検索をすぐに導入可能ですよ。
Shopifyで絞り込み検索機能を活用するための商品情報カスタマイズ手順
- メタフィールドに設定を追加する
- 「絞り込み」の項目を追加する
1.メタフィールドに設定を追加する
例えば、赤色の商品を絞り込むためには、商品ごとに「赤色」という情報を付与する必要があります。この際に、商品に「赤色」という情報を付与するための機能がメタフィールドです。
メタフィールドを追加するには、Shopifyの管理画面から「メタフィールド」を選び、「定義を追加」すれば、簡単に追加できます。
例えば、「色」というメタフィールドを作成して商品ごとに色を登録すれば、「赤色」で絞り込んだ際に、「青色」や「黄色」などの「赤色」以外で登録された商品を除外して絞り込めます。
定義を追加した後は、商品毎のページで、メタフィールドの情報を追加していきましょう。さらに詳しい方法は、下記の記事をご参照ください。
2.「絞り込み」の項目を追加する
続いて、追加した定義を絞り込み検索の項目に追加します。Shopify設定画面の「オンラインストア」から「メニュー」を選択すると、絞り込みの項目を選ぶことが可能です。
リストの中には、追加したメタフィールドが表示されているので、それにチェックを入れることで絞り込み画面の項目に追加できます。さらに詳しい方法は下記の記事をご参照ください。
Shopifyサイトの検索機能性を上げるアプリ「NaviPlusサーチ」
続いて、Shopifyの検索機能を向上できるおススメのアプリをご紹介します。
「NaviPlusサーチ」は、検索結果の最適化やサジェスト機能、表記ゆれに対応した日本語に特化したShopifyの検索アプリです。
例えば、お客さまが「りんご」を絞り込みたい場合を想定し、あらかじめ類義語を登録しておけば、表記ゆれの「リンゴ」はもちろん、「「Apple」、「APPLE」などの類義語などで検索した際も、お客さまの検索ニーズに合致した「りんご」の検索結果が表示されるようになります。
また、文字入力時の検索候補表示機能も備えているため、検索ニーズを素早く表示してお客様が商品にたどり付きやすくなります。
このアプリを導入すれば、「離脱率の低下」や「商品ページまでの到達率」、「売り上げの向上」に大きくつながるでしょう。
ユーザーフレンドリーな絞り込み検索機能が備わった有料テーマは『MISEル』
本記事でご紹介した絞り込み検索機能と表示機能は、有料テーマの『MISEル』ひとつですべて実現可能です。
『MISEル』を使えば、お客さまがお目当ての商品を見つけやすく、比較検討もしやすいページレイアウトが実現します。
絞り込み検索機能が集約されたサイドバーも、サイトのデザインを邪魔しない洗練されたレイアウトに設定できるため、機能の充実によるサイトの煩雑さも防ぐことが可能です。
商品の検索結果を商品写真のみで敷き詰めたルックブックのような美しい表示なども可能なので、サイトのビジュアルを損なわずに、お客さまにとって使いやすいShopifyサイトを簡単にデザインできます。
また、『MISEル』は有料テーマの中では業界初の完全日本語対応テーマなので、既存の有料テーマに必要な初期の日本語設定や調整が不要です。WEBマニュアルも完全日本語です!
そのため、表現の自由度が高いだけでなく、実現したいサイトにするためのカスタマイズが簡単にできるテーマとして、多くのお客さまにご利用いただいております。
Shopifyサイトに絞り込み検索機能を充実させて売り上げを伸ばそう
今回は、Shopifyサイトに絞り込み検索機能を充実させることで得られるメリットについて解説しました。
絞り込み機能を充実させる4つのメリット
- お客さまが欲しい商品にたどり着きやすくなる
- お客さまが商品を比較検討しやすくなる
- 関連商品も一緒に買ってもらいやすくなる
- ユーザーフレンドリーなサイトになる
また、お客さまにとっても、運営側にとっても有用で、売上につながりやすい絞り込み検索機能や表示機能については、下記の通りです。
Shopifyサイトにあると売り上げが伸びる絞り込み検索機能&相性の良い機能
- キーワードによる絞り込み検索機能
- 商品タグによる絞り込み検索機能
- ジャンルによる絞り込み検索機能
- 出品状況による絞り込み検索機能
- 色による絞り込み検索機能
- 価格帯による絞り込み検索機能
- サイズによる絞り込み検索機能
- 絞り込んだ商品を一覧で表示する機能
- 絞り込んだ商品の比較機能
- 絞り込んだ商品をお気に入り登録しておく機能
有料テーマ『MISEル』では、上記の機能をすべて備えているため、あなたのShopifyサイトの売り上げアップに大きく貢献できます。
絞り込み検索機能の導入を検討している方や、現在使っている有料テーマでは十分な絞り込み機能が導入できないと悩んでいる方は、ぜひ一度、『MISEル』をご検討ください。