はじめに
Shopifyでネットショップを運営する上で、適切なフォントの選択は非常に重要な要素となります。フォントはサイトの見た目やブランドイメージを大きく左右するだけでなく、ユーザーエクスペリエンスにも大きな影響を与えます。本日はShopifyでフォントをカスタマイズする方法や、おすすめのフォントについて詳しく解説していきます。
Shopifyのフォント設定
Shopifyでは、サイト全体のフォントをテーマエディターから簡単に変更することができます。ただし、日本語フォントの選択肢が限られているのが現状です。
Shopifyの標準フォント
Shopifyの標準テーマでは、ゴシック体・明朝体・等幅フォントのシステムフォントしか選択できません。欧文フォントに比べて種類が少なく、日本語表示に不向きなデザインとなっているのが課題です。
システムフォントは読み込み速度が速いというメリットがありますが、デザイン性に乏しいのが現状です。そのため、ブランディングを重視する上ではあまり適していません。
テーマコードの編集
標準のフォント設定に加えて、テーマのCSSコードを直接編集することで、任意のWebフォントを使用することが可能です。例えば、Google Fontsの日本語フォントをサイト全体に適用したり、特定の見出しだけをインパクトのあるフォントに変更したりと、自由度が高くなります。
ただし、コーディングの知識が必要となるため、初心者には敷居が高いです。コードの変更を誤ると、サイトのデザインが崩れてしまうリスクもあります。
フォントアプリの利用
コーディングが苦手な方は、Shopify公認のフォントアプリを利用するのがおすすめです。有料のアプリもありますが、簡単な操作でGoogle Fontsなどの高品質フォントをサイトに適用できます。
アプリを使えば、特定のセクションのフォントだけを変更することも可能です。一部のアプリでは、デスクトップとモバイルで別のフォントを使い分けられる機能もあり、優れた操作性を持ちます。
おすすめの日本語フォント
Shopifyで使える日本語フォントは、大きく分けて3種類があります。それぞれの特徴を理解した上で、ブランドイメージに合わせてフォントを選びましょう。
日本語システムフォント
デバイスにあらかじめインストールされているフォントで、「ヒラギノ」や「游ゴシック」などが代表例です。読み込み速度が速いのがメリットですが、デザイン性に乏しいのがデメリットです。
ファッションECの大手「ZOZOTOWN」や「ユニクロ」などが採用しており、スピード重視のサイトに向いています。
Google日本語フォント
Googleが提供する無料のWebフォントで、「Noto Sans Japanese」や「M PLUS 」などが有名です。デザイン性に優れ、ブランディングに適したフォントが揃っています。
一方で、データ量が大きいため、サイトの読み込み速度が遅くなる恐れがあります。高速化対策として、WEBフォントの最適化が必要になる場合があります。
長所 | 短所 |
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Shopify管理フォント
Shopifyが用意している「Roboto」や「Open Sans」などのフォントです。無料で使えるのが魅力ですが、日本語フォントはなく欧文のみの対応となります。
ブランドイメージやデザインニーズに合わせて使い分けることができますが、和風なサイトには不向きです。英語表記のサイトで活躍するフォントです。
おすすめのフォント選び
フォントの選び方は、サイトのパフォーマンス、ブランドとの親和性、レイアウトとの適合性などを総合的に検討する必要があります。機能性とデザイン性のバランスを取ることが重要です。
サイトのパフォーマンス
フォントによってはページの読み込み速度に影響を及ぼす場合があります。ユーザーエクスペリエンスを重視するのであれば、軽量で高速なシステムフォントや最適化済みのWebフォントを選ぶべきです。
一方でブランディングを優先するのであれば、ある程度の読み込み時間の遅れは許容できるでしょう。その場合はGoogle日本語フォントなどのデザイン性の高いフォントがおすすめです。
ブランドイメージ
フォントはサイト全体の雰囲気を左右する重要な要素です。フォーマルな印象を与えたいのか、カジュアルな雰囲気が良いのか、ブランドイメージに合わせてフォントを選びましょう。
例えば、伝統的な和風ブランドであれば、味わい深い書体の「游明朝」がよく似合います。一方、モダンでクールなイメージを出したいのであれば、Google日本語フォントの「Noto Sans」がおすすめです。
レイアウトとの親和性
採用するフォントが、サイトのレイアウトやデザインと馴染むかどうかもチェックしましょう。文字のサイズやウェイト、行間など、細かな部分でも違和感があってはいけません。
また、日本語と欧文のバランスを意識することも大切です。欧文表記の多いサイトでは日本語フォントよりも欧文フォントを主体とするのがよいでしょう。一方、日本語ページが主体のサイトでは日本語フォントを優先すべきです。
まとめ
以上、Shopifyのフォント設定とおすすめのフォントについてご紹介しました。サイトのパフォーマンス、ブランドイメージ、レイアウトなど、様々な観点から最適なフォントを選ぶことが重要です。決して手を抜かずに、入念な検討を重ねましょう。
フォントの読み込み速度を意識しつつ、ブランディングを実現できるフォントを採用することで、優れたユーザーエクスペリエンスと高い購買意欲の喚起が叶えられるはずです。Shopifyのフォントカスタマイズを活用し、ワンランク上の魅力的なネットショップを作り上げていってください。
よくある質問
ShopifyでWebフォントを使用できますか?
ShopifyではテーマのCSSコードを直接編集することで、任意のWebフォントを使用することが可能です。ただしコーディングの知識が必要となるため、初心者には課題があります。Shopifyのフォントアプリを利用すれば、簡単な操作でGoogle Fontsなどの高品質フォントをサイトに適用できます。
Shopifyのデフォルトフォントは何ですか?
Shopifyの標準テーマでは、ゴシック体・明朝体・等幅フォントのシステムフォントしか選択できません。日本語フォントの選択肢が限られているのが現状で、デザイン性に乏しいのが課題です。
Shopifyのおすすめの日本語フォントは何ですか?
Shopifyで使える日本語フォントは大きく3種類あり、それぞれシステムフォント、Google日本語フォント、Shopify管理フォントとなります。ブランドイメージやサイトのパフォーマンスに合わせて、最適なフォントを選ぶ必要があります。
Shopifyでフォントの選択にはどのようなポイントがあるのですか?
フォントの選び方は、サイトのパフォーマンス、ブランドとの親和性、レイアウトとの適合性などを総合的に検討する必要があります。機能性とデザイン性のバランスを取ることが重要です。
最後に
MISEルテーマはアプリをインストールしなくても、日本語Googleフォントが簡単に利用できます!
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